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RE:FACTORYスタッフの日常。
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2022年5月20日
ともに時を過ごしたい!とっておきの家具
暮らしを充実させる=家を建てることにお金をかけるだけではありません。
ワンランク上の暮らしを叶える"家具の魅力"に触れてみましょう!
私たちはリノベーションプランとともに家具のご提案をしたり、
時にはお客様と一緒にインテリアショップへと足を運びます。
家具好きなお客様が多く、私たちよりもはりきってくれる方も!
リノベーション完成の仕上げは、
やっぱり何と言ってもおうちに合った家具。
クリスマスツリーのてっぺんの星を飾るのと同じように
いつもワクワクしながら、お施主様と一緒に家具選びを楽しんでいるんですよ!
◾️ ちょっと背伸び。時と共に育つ家具を選んで
\ 家具で生活の質が変わるかも...! /
今回登場するのは、ちょっと背伸びをしてでも購入したい
Cassina IXC.(カッシーナ)をはじめとする、ヘリテージデザインの家具たち。
多くは50年以上も前にデザインされ、長く愛され続けてきたもの。
古い家をベースとしたリノベーションときわめて相性抜群!
そこには"高い=良い"という概念をはるかに越えた、
私たちの心をくすぐる魅力が詰まっています。
空間イメージを生み出し、引き立てるポテンシャルを持った
家具選びをぜひ皆さんにも挑戦してもらいたいと考えています。
▲「陽に向かう家」とっておきの家具たちで構成した2階
施主であるREデザイナー奥河内も、
この家のリノベを機にさらに家具に夢中になった1人...!
2階は家族の居室。
暖かさと、高級感を演出するため
アースカラー×ブラックを基準に家具選びをしました。
・ダイニングの家具
ダイニングテーブル「LC6 」
ル・コルビュジエとシャルロット・ペリアンが共同デザイン。
LC6をはじめて見た時、きっとその重厚感に圧倒されるはず。
さらに特徴的なのが、少し機械的に見えるテーブルの脚。
それもそのはず。実はその当時飛行機のパーツであった
楕円のパイプを脚部のデザインに取り入れたのだそう!
天板は特注。黒い大理石をセレクトしました。
ダイニングチェア「 055 CAPITOL COMPLEX CHAIR 」
ピエール・ジャンヌレがデザインした、
籐の座面とV字で構成されたデザインが特徴のチェア。
横から見ると幾何学的にカッティングされた独特の形が面白いですね。
ドシっとした印象ながら、妙に圧迫感がないから不思議です。
「ダイニングから離れられないんよ。」という居心地の良さは、
この子の作り出したものと言っても過言ではありませんね。
照明「 IC Lights 」
「おっと。棒からボールが外れそう...!」なデザインの照明は、
イタリアのマイケル・アナスタシアデスがデザインしたものです。
この妙技を思わせる形は、ジャグリングからインスピレーションを得ているからだそう。
真珠の耳飾りのように繊細で華やかで、ジャグリングのように大胆。
誰しもトリコになるような魅力を放っています。
少し男性的なインテリアにフェミニンな要素も加えるのも素敵ですね!
乳白色のランプは、夜にはダイニングを柔らかく照らしてくれます。
球体から360°発光するので、小ぶりながらとても明るいんです!
・リビングの家具
リビングチェア「 053 CAPITOL COMPLEX ARM CHAIR 」
「1個しか選べないなら、間違いなくこれを選ぶね!」
とRE・デザイナー奥河内も豪語する一品。
1950年代インド・チャンティガールにコルビュジェが設計した
キャピトルコンプレックスのためのラウンジチェアです。
きわめてシンプルな構造で、アート作品のようでありながら
座り心地は快適そのものだといいます。
色のせいか、素材のせいか...
古くて素敵なホテルのラウンジを思わせる
懐かしさも感じられませんか?
リビングソファ「 LC5 」
こちらは、建築を志すものたちの憧れ!
ル・コルビュジエとシャルロット・ペリアン、
ピエール・ジャンヌレが共同デザインしたソファ。
なんと、1930年代のデザイン...
コルビュジエ夫婦の自宅用にと造られたのだそう!
スタイリッシュなパイプとふっくらとした座面で構成された、
一切無駄のないシンプルな印象ですね。
コルビュジェが自らくつろぐのためのソファなんですって!
コルビュジェ気分でこのソファでお昼寝!
うん、ロマンがある。
リビングテーブル「 527 MEXIQUE 」
卵型?三角?独特の形が可愛らしいローテーブルは、
シャルロット・ペリアンが1950年代にデザイン。
パリ国際大学都市メキシコ館の学生寮のために造られたものです。
寮という限られた空間を有効に使えるサイズと形。
狭い空間でも置けて、その間をぶつからずスムーズに移動可能!
単独で置くもよし、高さの異なる複数のMEXIQUEを組み合わせて
互い違いに置くもよし!
照明「 APPLIQUE MURALE 2 BRAS PIVOTANTS 」
アプリク ミュラル ドゥ ブラ ピヴォタンと読みます。
こちらは1950年代にデザインされた、セルジュ・ムーユの名作です。
2つのアームで構成されたスッキリとしたデザイン。
セルジュは当時としてはめずらしく、空間を構成する
全ての家具配置を考えた照明としてこちらを編み出したのだそう...!
上部の大照明で空間全体を照らし、下部の小照明でスポット的に
壁や家具を照らす、機能的に考えぬかれた優れもの。
今から70年ほど前にデザインされたものですって!信じられます...?
これが10万円代で手に入るってさらに嬉しいです。
この照明を取り入れたその他事例
・O邸 庭のある家
・O邸 玄関のない家
家具に秘められた背景、ちょっとハマりそうでしょう?
古いもので70年前に手がけられたデザインが現代でも人々を魅了している。
これって本当にスゴイことだと思うんです。
それに比べると、リノベされる家たちは築30年40年とまだ若いですね!(笑)
今回写真にてご紹介しました「陽に向かう家」も家具たちが先導し、
リノベーションされた家をより一層魅力的なものに引き立ててくれました。
「だけど、牛田という土地に合ったリノベを目指したから
それに似合う家具もどうしても欲しかった!
コルビュジェと名前だけを聞くと、おそるおそる使いたくなるけど
写真で見ても分かるように、造りがホントーにしっかりしていて。
家具たちに使ってなんぼよ!と言われている気がするから、
毎日子どもも気にせずどんどん使っているよ。(笑)」
皆さんも「家族に迎え入れたい」そんな家具を見つけてみませんか?
もちろん、皆さんの家具選びが楽しく思い出に残るものであるよう、
私たちがお手伝いします。
by RE:FACTORY